MPC2000からMPC2000XLになって何が変わったのか?
両方ともIB-M208Pというパラアウトボード、EB16 エフェクトボードが付けられる事からもわかるように、基本的には違いは無いが、OSの使い勝手は結構な変更点がある。
シーケンスで扱えるノート数が、最大100,000音から最大300,000音に拡張された。
最大サンプル数も128から256になった。
A/B/C/Dと4つに増えて直接64サンプルにアクセス出来るようになった。
24個のプログラムの中から同時に4つまで仕様出来るようになった。
これはデカイ。
パターン再生時に次のシーケンスを選ぶ為のネクストシーケンス画面が搭載された。
これによって、パッドに色んなシーケンスを割り当てて、パッドを押す事で次のパターンを選んでいく事が出来るようになった。
専用のネクストシーケンスキーが搭載されて、SUDDENを押すと最後の小節まで再生せずに強制的に次のパターンに移れるようになった。
ディスプレイのLCDが置き上がる用に改良された。
かなり液晶が見やすくなった。
個人的にかなり大きい改良点。
ファイル管理画面でフォルダが扱えるようになった。
これでパーティション毎にZIPMOをフォーマットする必要がなくなって、かなりファイル管理が楽になった。
シーケンスを重ねて再生できる。
例えばベースだけ打ちこんだシーケンス再生しながら、色んなドラムのシーケンスをダブルで再生して試してみたりって事が出来るようになった。
個人的にはあまり使ってない。
各トラックのミュートは今までも出来たけれど、専用のトラックミュートキーが追加されてよりやり易くなった。
パッドで色んなトラックがミュート出来る画面があるけれど、ミュートだけでなくソロも出来るようになった。
プログラムチェンジでシーケンスを切り換えられるようになった。
シーケンスで扱うMIDIチャンネル毎に、外部機器の名前をつけられるようになった。
MIDIモニタースクリーンでMIDI情報をモニター出来るようになった。
マルチトラックレコーディング機能が強化されて、複数チャンネルのMIDI情報を一気に記録する時、何処のチャンネルをどのトラックに録音するか決められるようになった。
コマンドでサンプルのビットを落としたり、サンプリングレートを変える事が出来るようになった。
タイムストレッチにバリエーションが増えた。
16や8など任意のパラメーターでサンプルを分割出来る機能が追加。
波形毎にスタートポイントの調整も出来る。
自動的に半音ずつピッチを変更したサンプルを並べて、プログラムを作る機能が追加された。
これで、キーボードで弾いたりするプログラムが作りやすくなった。
内蔵IDEポートが出来て、フロッピードライブをZIPドライブ等に変更できる様になった。
外部SCSIがD-sub25ピンからハーフピッチ50ピンへ変更。